輸液製剤協議会(輸液協)とは?

会長挨拶

輸液製剤協議会は、「輸液に関する諸問題についての調査・研究に努め、会員相互の緊密なる連絡のもとに輸液の品質及び安定供給の維持確立と輸液業界の健全なる発展に寄与することを通じ、医療に貢献すること」を目的として活動しています。
輸液療法は医療の基礎であり、2007年8月に厚生労働省より発表された新医薬品産業ビジョンにおいても、輸液メーカーは「ベーシックドラッグファーマ」のひとつに定義され、医療を支える基礎的な医薬品、必須医薬品を効率的かつ安定的に供給することが求められています。必須医薬品とも言える輸液製剤の品質の確保と安定供給こそ私どもに課せられた使命であり、災害時における安定供給も含めて、業界を挙げて取り組んでいるところです。

近年の輸液療法では、糖、電解質、アミノ酸、脂肪、ビタミンなど多数の成分・製剤を調製して使用されるようになっており、輸液メーカーはそのような現場のニーズに対応して、数多くの製剤を供給しております。製剤の取り違えやダブルバッグ製剤における隔壁未開通など、医療過誤防止のための活動についても輸液業界として取り組むべき責務であると考えております。また、2009年1月、地震等の災害時に輸液製剤を安定的に供給することを目的として、「危機管理体制委員会」を立ち上げました。災害医療現場への迅速な供給、工場が被災した際の全国への安定供給を確保するための体制の整備を進めて参ります。

輸液製剤協議会 会長 小松喬一
輸液製剤協議会 会長 小松喬一

このように、当協議会では、個々の企業では対応できない事項、輸液業界全体として取り組むべき事項を課題として活動を行っています。残念ながら度重なる薬価改定により、長期に収載されている基礎的な輸液製剤などについては、低薬価、不採算に陥っているのが現状ですが、国家安全保障の観点から、品質の良い製剤を安定的に供給して参る所存でございます。

輸液業界が発展することで、疾病に苦しむ患者の皆様や医療現場に従事する方々に貢献できる製剤を供給し、医療全体の発展にも寄与できることを目指して活動を続けて参りたいと考えておりますので、皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げます。