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輸液製剤協議会

環境への取り組み

環境への取り組みにあたって

日本は戦後、急速な復興をとげ、1960年代には高度経済成長期に突入しましたが、これに合わせて、大気汚染や水質汚濁に代表される公害問題が発生し、更には、交通渋滞、排気ガス、廃棄物等の都市における問題が顕在化いたしました。近年では、地球温暖化、酸性雨、砂漠化や天然資源の枯渇等の地球規模での環境問題がクローズアップされています。

基礎的かつ必須の医薬品である輸液製剤は、いかなる場合においても安定供給と高い品質、安全性が求められる一方、大容量かつ重量のある製剤であるため、その製造プロセスにおいては、大規模な製造設備の維持・管理とエネルギーの大量消費をその特徴としています。このような輸液製剤の研究開発・設計から生産、流通、販売、使用、廃棄までの各段階における環境負荷を低減することは、各企業のみならず、輸液業界全体が取り組むべき課題です。

そこで、地球温暖化対策や循環型社会形成の推進をはじめとする環境保全は、輸液業界の責務であり、その活動に必須の要件であるとの認識から、輸液製剤協議会 環境検討部会では、各社の知恵や経験を共有し、「医療への貢献」と「地球環境の保全」の両立を目指して、積極的に環境問題に取り組んでまいります。