輸液のよくある質問検索結果
検索ワード:コアリングをなくすにはどうすればよいですか。ゴム栓をもっとコアリングがないように改良できませんか? 2件
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コアリングをなくすにはどうすればよいですか。ゴム栓をもっとコアリングがないように改良できませんか?
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ゴム栓は、密封性を高めるために容器口部周縁部から圧縮される力を受けるように設計されているため、コアリングが発生することがあります。コアリング発生の要因やコアリングを起こしにくい刺通方法を輸液協ホームページに掲載しておりますので、ご参照ください。
- 《詳細説明》
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コアリングは、注射針をゴム栓に刺通する際、注射針のあご部によりゴム栓の一部(ゴム片)が削り取られる事象です。ゴム栓は、密封性を高めるために容器口部周縁部から圧縮される力を受けるよう に設計されており、そのため、コアリングが発生することがあります。
- ①注射針はゴム栓の刻印部(IN、◎印など)に、刻印部がない場合は中央付近に垂直にゆっくりと刺す
- ②注射針を途中で回転させない
- ③2回目以降の針刺しは、同一カ所を避けて刺通する
の3点に注意していただくことにより、コアリングの発生を少なくすることができます。コアリング防止対策(コアリング発生の要因やコアリングを起こしにくい刺通方法)については輸液協ホームページに も掲載しておりますので、こちらもご参照ください。
※注射針のあご部については、輸液協ホームページの「用語解説」で説明していますので、併せてご参照ください。
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輸液セットの穿刺回数とコアリング発生頻度について教えてください。
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コアリングの発生リスクは、使用されている注射針や輸液製剤のゴム栓、使用状況(ゴム栓に何回針を穿刺するか)などによって変わるため、正確な発生頻度を把握することは文献的にも難しい状況です。
輸液セットの穿刺回数とコアリング発生を観察したデータはありませんが、輸液製剤のゴム栓の同一箇所に複数回針を刺すことにより、液漏れやコアリング発生リスクは高くなります。- 関連用語