輸液の用語解説検索結果
検索ワード:密閉容器 4件
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密閉容器
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通常の取扱い、運搬又は保存状態において、固形の異物が混入することを防ぎ、内容医薬品の損失を防ぐことができる容器をいう。
医薬品が入っている個装箱(紙箱)や輸液製剤の段ボール箱などが該当する。出典等:第十八改正日本薬局方 通則43
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密封容器
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通常の取扱い、運搬又は保存状態において、気体の侵入しない容器をいう。
ガラスアンプル、ガラスバイアル、注射剤を封入したガラス製注射筒が該当する。出典等:第十八改正日本薬局方 通則45
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ソフトバッグ
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プラスチック製の枕状の輸液容器を「ソフトバッグ」といい、やわらかい材質であることから、点滴するにつれて容器が大気圧でしぼんでいくため、通気針(エア針、空気針)を必要としない。
また、プラスチック製の輸液容器の材質には、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)などがある。なお、PVC製バッグは可塑剤であるフタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)の溶出と、薬物を収着すること、さらに廃棄上の問題もあり、現在は使用されていない。【参考】ソフトバッグ製品をタンデム方式で投与してはいけない理由は?
出典等:幸保文治.注射薬投与法の基礎と工夫.メディカルトリビューン, 2001, p.43-44
日本薬局方解説書編集委員会編.第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店, 2021, B-816
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気密容器
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通常の取扱い、運搬又は保存状態において、固形又は液状の異物が侵入せず、内容医薬品の損失、風解、潮解又は蒸発を防ぐことができる容器をいう。
輸液製剤では、プラスチックボトルやソフトバッグなどのプラスチック製容器が該当する。出典等:第十八改正日本薬局方 通則44