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輸液製剤協議会

よくある質問・用語解説

よくある質問

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ソフトバッグ製品をタンデム方式で投与してはいけない理由は?

タンデム方式は輸液を連結管を用いて並列に接続して投与する方法で、点滴ルート接続バッグ(1つ目の製剤)に連結バッグ(2つ目の製剤)の薬液が流れ込む必要があります。
この液の動きは容器内の圧力差によって生じます。(1つ目の製剤容器内が陰圧になる必要があります。)
ソフトバッグ製品は容器が柔軟であるため、点滴ルート接続バッグの薬液が少なくなってもバッグ内部は陰圧にならない為(バッグがしぼむだけ)、連結バッグの薬液がスムーズに流れ込まない可能性が考えられます。
そのため、ソフトバッグ製品をタンデム方式で連結した場合、点滴ルート接続バッグの薬液が早く減り、一方で、連結バッグの薬液が点滴ルート接続バッグに流れ込まないため、点滴ルート接続バッグ容器内の空気が点滴ルートに流入するリスクがあります。