日本薬局方では、注射により投与する製剤の1つとして「輸液剤(Parenteral Infusions)」が収載されており、「静脈内投与する、通例、100mL以上の注射剤」と記載されている。輸液セットを用い点滴静注による持続注入を行う製剤には、生理食塩液や5%ブドウ糖注射液などの50mL製剤もあることから、輸液製剤協議会では50mL以上の製剤を輸液としている。
輸液剤 Parenteral Infusions
(1) 輸液剤は,静脈内投与する,通例,100 mL以上の注射剤である。
(2) 主として,水分補給,電解質補正,栄養補給などの目的で投与されるが
持続注入による治療を目的にほかの注射剤と混合して用いることもある。
(第十八改正日本薬局方 製剤総則 3.注射により投与する製剤 3.1.1輸液剤)
出典等:日本薬局方解説書編集委員会編.第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店, 2021, A-91-A-93