輸液の用語解説
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Henderson–Hasselbalch(ヘンダーソン・ハッセルバルヒ)の式
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血液pH = 6.1 + log 〔HCO3-〕 0.03×PCO2 血液のpHは主に肺と腎臓で調整されており、上記ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式で求められる。
-詳細説明-
肺は炭酸ガス分圧(PCO2)を、腎臓は重炭酸イオン濃度([HCO3–])を調節している。ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式では分母にはPCO2が、分子にはHCO3-が含まれており、分母のPCO2が増加すれば血液のpHが下がり、PCO2が減少すれば血液のpHが上昇する。反対に、分子のHCO3-が増加すれば血液のpHが上昇し、HCO3-が減少すれば血液のpHが下がる。
CO2は酸でありHCO3-は塩基(アルカリ)である。CO2は肺で、HCO3-は腎臓で調節されているので、CO2が増加した病態(酸が増える)を呼吸性アシドーシスといい、CO2が減少した病態(酸が減る)を呼吸性アルカローシスという。一方、HCO3-が増加した病態(塩基が増える)を代謝性アルカローシスといい、HCO3-が減少した病態(塩基が減る)を代謝性アシドーシスという。- 関連用語
- 血液ガス